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ふと上げた視界に壁掛け時計が映る。
――2時。
「……しまった、もうこんな時間か」
頭をかきながら、クロノは一人ごちた。いくつも開かれている空間モニターにざっと目を通す。執務官試験の過去問題集の解答用紙に、それの添削、苦手分野の解説と対応、その他諸々――全て執務官試験に関わるものだった。既に現役執務官であるクロノが何故今更に執務官試験の過去問題集の解答用紙と向かい合ってるのかと言えば、それは勿論妹であるフェイトが執務官の道を志しているからだ。
家族であり、しかも同じ道を歩む先達であるクロノがフェイトをフォローするのは当然と言える。しかもフェイトは非常に出来の良い生徒で、実に教え甲斐があるのだ。
嘱託魔導師試験にも一度で、しかもかなりの好成績で合格したことからわかっていたが、フェイトは極めて優秀だった。基本的な魔法理論はほぼ完璧、応用に関しても相当のところまで危うげなくこなしてみせる。戦闘スキルに関してはまだ若干補正の余地があるが、それも戦闘に臨む際の個人差、で済む程度とも言える。保有スキルにしても親友であるはやてのようなレアスキルこそ無いが、飛行魔法は大きなアドバンテージだ。攻撃に関しては先天的に持つ魔力の属性変換によって高威力かつ高速の雷撃系を自在に操り、防御の出力は低いがそれを補って余りある高速機動による回避能力を持つ。最早足りないのは法務関連の知識と判断力だけと言うような状態だった――もっとも、そこが一番難しく厳しい部分なのだが。
「しかし……実際よく勉強している。一発合格も、夢じゃないかもな……」
そもそも優秀な師が居たとは言え、士官学校や魔法学院にも通わずよくここまで魔導師として完成したな、と半ば呆れ混じりに感心する。
凝った肩を軽く回しながら作業を切り上げる。きりのいい所まで済ませてしまおう、と思わなくもないがクロノ自身仕事を抱える執務官の身だし、遠からず艦長職へ就くための試験を受けようとも思っているので自分の勉強もある。あまり遅くまで起きているわけにもいかない。
実際フェイトが任務で不在の今、これほど時間をかけてやることでもないのだが、
「案外過保護だな、僕も。エイミィに笑われそうだ」
僅かに浮かんだ苦笑いが一瞬で消え、クロノは難しい表情を浮かべる。
エイミィ・リミエッタ。アースラの通信主任も務めているが、本来の役職は執務官補佐、つまりはクロノのサポートスタッフである。実務で片腕となる執務官補佐もいるが、エイミィは基本的に事務専門で、魔法の素質に乏しいから、と言う訳ではないだろうが、そちらの方面に関しては極めて優秀だった。彼女がいなくてはクロノの活動は大幅に制限されるだろう。事前認可や残務処理、そういったことをエイミィがスムーズにこなしてくれるからこそ、クロノは後顧の憂い無く現場仕事に専念できる。士官学校時代からのコンビはまさしく阿吽の呼吸。
だが、最近その無敵のコンビに陰りが見え始めていた。
ここ数ヶ月エイミィの態度がどうにもおかしい。妙に刺々しかったり、しおらしかったり。いつになく情緒不安定に見える。なにか問題でも抱えてるのかと問えば、難しい顔で「なんでもない」という言葉が返ってくるばかり。そう言われても奇妙な態度は変わらないのだから、説得力に欠けることこの上ない。ひょっとすると何かデリケートな問題で男の自分には話し辛いのかもしれない、などと珍しく少し気を遣って家族にそれとなく聞いてみるも、
使い魔アルフ曰く、別にいつもと同じに見える。
母親リンディ曰く、エイミィが問題無いと言うなら口を挟むことじゃない。
義妹フェイトはと言えば、ため息一つ吐いて「それはクロノが考えなきゃいけないことだよ」などと謎かけリドルめいたことを口にするだけだった。考えてわからないから聞いていると言うのに。
態度のおかしさは特にここ一月ほど顕著で、明らかに避けられている。仕事はきっちりこなしているので問題無いと言えば問題ないのだが、こうあからさまに避けられては精神衛生上よろしくない。ミスらしいミスこそしていないが、頭の片隅ではずっとエイミィのことが気になっていた。
「まったく、何を考えているんだか……」
長いつきあいだ。軽いノリとは裏腹に仕事には真摯な少女であることはわかっている。だからこそ、今のエイミィが何を考えているのかさっぱりわからない。プライベートの問題を仕事に持ち込むことはなかったのだが。
「今日もあからさまに避けられてたな」
壁の向こうにある客間へ視線を向けながら嘆息。
客間と言っても名ばかりで、実際エイミィの私室と化しているそこは、ここしばらく帰ってなかった部屋の主を久々に迎えている。
クロノが住んでいるのは海鳴市にある高層マンションだ。元は闇の書事件に対応する為の司令部として用意したものだが、その後もハラオウン家で家賃を払い、住み続けていた。第97管理外世界は本局から大分遠い次元にあり、仕事のことだけ考えるなら少々不便なのだが、フェイトの学校のこともあり、管理外世界暮らしが続いている。闇の書事件における人員配置でも執務官補佐と言うことでクロノの側に配置され現ハラオウン家に寝泊りし、またそれ以前から家族の一員と言って過言ではないほど親しいつきあいをしていたエイミィに、リンディが同居を申し出るのは当然の流れだった。
エイミィとしても管理局の女子寮にそれほど愛着があるわけではなく、なのはが事情を説明したことで管理局のことも話して大丈夫になった親友美由希や、妹分のフェイトの近くにいられるのでリンディの提案に同意するのはまた当然であり、以来たまに実家に帰るもののエイミィのハラオウン家暮らしは続いていた。
だと言うのに、エイミィの態度がおかしくなるのと同時に実家滞在が増えている。珍しく今日は帰ってきているが、特にここ一月はほぼ実家に帰っていた。
最近と同じように今日もまた実家へ戻っていると思い込み、リンディもフェイトも仕事で不在な為さて夕食はどうしようと思いつつ、玄関を開けたらなにやらいい匂い。よくよく玄関を見れば見慣れた靴が一揃いあって、台所へ行ったらエイミィが料理中で少し驚いたのを思い出す。
なんでも、リンディに二人とも留守なのでクロノを頼む、なんて言われたらしい。
久しぶりにエイミィと食卓を共にし、この機会にちゃんと話そうと試みるも風呂に入るだの、ちょっと仕事がだの言われ、急を要すことでもないし、などと思いつい見送ってしまったが、ここしばらくずっとそうやってなあなあにしていた結果今の状況だ。
「やはり明日の朝にでも、きっちり話そう」
空間モニターを閉じ、立ち上がる。明日も仕事があることだしすぐにでも寝床に潜りたいところだが、流石に集中して作業していたので喉が渇いている。始める前に淹れてきたコーヒーを飲み干してからもう随分と時間が経っていた。
「……ん?」
部屋を出て、すぐにかすかな明かりに気づく。居間と廊下を隔てる扉のガラスが光を受けてぼんやり光っていた。
家に二人しか居ない以上、疑問を抱くまでもなくそこに誰がいるかの答えは出る。首を回し、室内の時計を再度確認――2時過ぎ。遅い時間ではあるが、起きているのなら丁度いい。流石に寝ているところを起こそうとまでは思わないが、明日の朝などと言ってはまた機を逃してしまうかもしれない。
「エイミィ、起きてるのか」
扉を開けると同時に、姿も確認せずに声をかけると、
「ひゃっ!?」
なにやら悲鳴じみた声に、ごとんという鈍い音と水音が続く。
見れば、何故かエイミィは冷蔵庫の前で尻餅をついていた。コップとお茶が床に転がっているのが、声に続く音の正体か。
「なにやってるんだ」
「だ、だっていきなり声かけてくるんだもん。びっくりしたよ」
「脅かすつもりはなかったんだが……まあ、すまない」
部屋の電気を点ける。雑巾を掴み床に零れたお茶をふき取り、ついでに落ちたコップを確認。幸いにも割れていなかったので、ざっと水洗い。
「ご、ごめん。ありがと」
「服は大丈夫か? お茶も結構染みになるからな」
じっとエイミィの様子を見る。わりと地味な色合いのパジャマ姿は、実は結構新鮮だったりする。
「な、なに?」
「ああ、君のパジャマ姿は見慣れないなと思って」
エイミィの寝巻きと言えばTシャツにショートパンツという印象だった。
「そう、かな。……そ、それよりクロノくん、まだ寝てなかったんだね」
「そう言う君もな。まったく、億劫がってないで電気くらい点ければいいだろう」
「あはは、次からちゃんと点けるよ。……寝てたんだけどね、何か目が覚めちゃって。喉渇いたから」
「そうか。僕はフェイトの課題を見てた。これから寝るところだ」
「ふふ、いいお兄ちゃんしてるね、クロノくん」
なんともコメントに困る言葉だ。否定も肯定もしづらい。
「……何か飲みに来たんだろう。お茶でいいか?」
「え? い、いいよいいよ。そんなに渇いてたわけじゃないし。このまま寝ちゃうね」
「いいから、そこに座って。ちょっと話がある」
「話って……もうこんな時間だよ? 明日で」
「僕は」
エイミィが話してる途中、わざと割り込む。
「今話したい。いいから座ってくれ」
「……わかった」
こうなったクロノはまず引かないと言うことは、他ならぬエイミィが一番よく知っている。エイミィはかなり渋々と言った様子だが頷き、居間のソファに腰をおろした。
棚から自分のコップも出し、二人分のコップにお茶を注いでエイミィの斜め位置に腰をおろす。エイミィへお茶を差し出し、喉が渇いていたのでとりあえず自分の分に口をつけ、さてどう切り出そうかと考える。もっとも、どうせ腹芸など出来る性質ではないので、ずばっと真っ直ぐ切り込むしかないのだが。
やはりどうにも居心地が悪そうなエイミィへしっかり視線を向け、
「エイミィ、最近様子が変だぞ。何度か聞いてるが、何があったんだ?」
結局今までと同じような言葉を口にした。とは言え、しっかりとした回答があるまでこの場をお開きにはしないという決意はあるが。
「……なんでもないよ」
返事はやはり予想通りのもの。だが、なんとも表現しづらい表情でそう言われてもとても納得できるものではない。
「なんでもないわけあるか。今まではそれで通してきたけど、今日こそちゃんと説明してもらう。エイミィ、なんで僕のことを避ける?」
「避けてなんか」
「避けてるだろう。うちには帰ってこないし、最近ろくに話してない。一体どうしたんだよ」
意識したわけではないが、やはりどうしても少しキツイ言い方になる。クロノとしてもそれは自覚したらしく、少し間をおいての言葉は柔らかい口調になっていた。
「……エイミィ、君とはもう十年近いつきあいになる。闇の書事件以降は同じ家で暮らしてるし、フェイトにとっても君は実の姉みたいなもんだ。僕や母さんだって君のことはもう家族だと思ってる。君もわかっているだろうが、僕はあまり聡い方じゃないんだ。なあ、何かあるならちゃんと言ってくれ。なにかデリケートで言い辛いことなら、母さんやフェイトに言ってくれてもかまわない」
「…………」
エイミィの微妙な表情は変わらない。苦笑い――いや、泣き笑い寸前のようななんとも言いがたい表情だ。
「……困ったなぁ。クロノくん、やっぱり全然変わらないや」
「? 何の話だ?」
突然エイミィの今の話とは無関係と思える呟きに、クロノは眉を顰める。
そんなクロノに構わずエイミィは立ち上がった。またはぐらかされるかと危惧したクロノが呼び止めようと口を開くより先に、エイミィはすぐに腰をおろす。ただし、元座っていた場所ではなくクロノのすぐ隣りに。
「フェイトちゃんが来た頃は、クロノくんこれくらいだったのにね」
エイミィの手が伸ばされ、クロノのシャツの胸元あたりにそっと触れる。
「エイミィ?」
言葉と行動の意図が読めず、表情を見ようとするが俯かれてはいかんともしがたい。
「ええとね、なんて言うか……言葉にするの難しいんだけど、まずは謝った方がいいのかな。ごめんクロノくん、わたしクロノくんのこと避けてた」
避けていた、とはっきり言われるとそれなりにショックだった。とは言え、久しぶりに聞くプライベートなエイミィの声や、胸に置かれた掌から伝わるぬくもりがなんだか少し嬉しくもあり、とりあえず嫌われたという事態はないだろうということがなんとなく察せられる。さらに何か理由があるようなのでクロノは、
「……そうか」
と短く応じるだけでエイミィの言葉の続きを待つ。
「それで……あはは、どう言えばいいかな。今までに書いたどんな報告書より纏めるの難しいや。そーだねー……」
しばらく沈黙が続いた。
「今更気づいちゃった、って言うのが一番それらしいかなぁ。それで、今までのイメージとかやり取りとかと食い違ってきちゃった、って言ってわかる?」
「……すまない、エイミィ。さっぱりわからない」
「えーとね、つまり……んー」
悩んでるのか迷ってるのか、なにやらエイミィは唸りだす。
「…………」
今度の沈黙は長い。正確に言えばエイミィが唸ったり独り言なのか微妙に聞き取れない何事かを口にしているので沈黙ではないのだが、具体的な言葉が無い以上沈黙と言って問題あるまい。
先の三倍以上具体的な言葉が無い時間が経過し、エイミィが行動を起こした。
俯いていた顔をあげ、クロノと視線が真っ正面からばったり合う。最近避けられがちだったのでこんなにしっかり顔を見るのは久々だった。しかもやたら近い距離。
間近に迫った表情は、桜色に染まった頬もあってなんだか妙に艶っぽい。
(いや、エイミィ相手に何を考えてるんだ僕は……って?)
エイミィの大きな瞳が閉じられた。その意味を考える間もなく、突然の動きを止める間もなく、
「っ!?」
ちゅ、と濡れた音。
唇と唇が、触れ合った。
たっぷりと十秒ほど、ただ触れ合うだけのくちづけ。
離れる時もまた、動いたのはエイミィだった。硬直するクロノから身体を離す。
「……ほんとに、今更なんだけどね。気づいちゃったと言うか……クロノくんのこと、男の子として好きなんだ、わたし」
「……な、な……!?」
胸元に置いていた手を軽く押し、反動で立ち上がるエイミィにクロノは混乱から復帰出来ず言葉にならない声を紡ぐだけだ。
「いやー、今までほら、親友づきあいしてきたって言うか、えーと、ごめんっ、やっぱり上手く言えないや。心臓バクバクだし、クロノくんの顔見れないし」
いつにない早口で言うのは、自分の行動に照れてるからか。そっぽ向いて視線だけちらちらと向けてくるエイミィの顔を直視出来ないのは、クロノにしても同じことだ。
「でも、さっき久しぶりに向き合ってちゃんとわかったから。やっぱりクロノくんはクロノくんで、全然変わってない。変な風に意識してぎくしゃくしたわたしが馬鹿だったよ、ほんとにごめん」
唇を湿らせる程度しか口をつけていなかったお茶を、腰に手を当てる妙に男らしいポーズで一気に飲み干し、
「明日っからは、いつものエイミィさんだからさ! おやすみっ」
「え、あ、ちょっ……!」
呼び止めようとするも、具体的な言葉が出てこない。伸ばした腕も空しく宙を切るばかりで、クロノ一人が取り残された。
ぽつねんと残されてみると中途半端に腰を浮かした状態は間抜けこの上ない。立つか座るか一瞬迷ったが、脱力感の方が先に来た。ほとんど倒れるようにソファへ座り込む。
「え、エイミィが……僕を?」
まったく予想だにしなかった展開に、まだ混乱が収まらない。
勿論人間的に好かれているのはわかっていたが、まさか恋愛的な好意をエイミィから向けられることになろうとは夢にも思わなかった。なにせ十年近いつきあい、もう親友と言うよりは兄妹のような感覚だったのだが、
「…………」
間近に迫ったエイミィの表情が、脳裏に大きく再生される。唇にも柔らかい感触が蘇ってきて、クロノは慌てて頭を大きく振ってなにやらもやもやと浮かんでくるものを追い払う。
「え、エイミィだぞ!?」
自問の声もなんだか裏返っている。
長いつきあいだ。色々な顔を知っていると思っていた。だがついさっき見たのは、クロノが今までに見たどんな表情とも違う、それでいて疑いようも無くエイミィが浮かべる表情だと納得できて、
「……あ」
そこまで思考して、気づいた。
俯いてはにかむエイミィが口にした言葉と、今の自分の思考はまるっきり同じではないか、と。エイミィがクロノを男の子として認識してしまったがゆえに、クロノにどう接すればいいか迷ったのと同じように、突然のキスでエイミィを一人の女の子として認識してしまったから、こんなにも戸惑うのだ。
「……ああ、それで今までのイメージややり取りと食い違った、か。混乱しているようで的を射たこと言ってるじゃないか。エイミィの気持ち、今ならよくわかる……相手を避けたくなるわけだ……」
さっきは理解出来なかったその言葉が理解出来れば、続く言葉もまた理解出来る。
変わるのは自分の受け取り方であって、別に相手が変わったわけではない。そうわかっていても、新たに認識した一面から相手を見るのは不安だ。その不安は、相手を知っていれば知っているほど高まる。まして相手から自分への見方が従来通りなら、尚更だろう。もっとも、クロノの場合相手が自分を恋愛的な好意を抱いて見ている、ということがわかっているわけだが。
「かと言って、僕がエイミィを避けたら本末転倒もいいとこだしな……」
頬の紅潮が止められない。逃げるように立ち去ってしまったエイミィだが、今思えば正直ありがたかった、まともに顔を見られる気がしない。
論理的な思考を心掛けているクロノにとって、この状況はかつてない混乱だ。冷静になろうとしても、その度に脳内再生リフレインする頬を朱に染めたエイミィの顔と、唇の柔らかな感触。
「……っ」
なんとも言えないもやもやとした感情。嫌なものではない。ない、が――
「不本意だ」
言語化出来ない何がしかが自分にある、ということ自体非常に不本意だった。早熟な子供だった(あるいはそうでなくてはならなかった)クロノは、わりと理屈屋だ。習得した魔法体系や戦闘スタイルもそれを反映して、とにかく理詰めである。原因があり、動機が生まれ、行動を起こし、結果が出る。世の中は起承転結、原因の無い結果は無い。動機の無い行動も無い。
ゆえに、
「――釈然としない」
何が、と明言は出来ないが、とにかく釈然としない。
それは、クロノがくだす自己評価よりも実際のクロノが普通に“男の子”である他ならぬ証拠なわけだが、少年期を丸ごとすっ飛ばしてしまったようなこの堅物がそれに自覚するはずもなく、
「……とりあえず、寝よう」
クロノにしては珍しく問題を先送りにするのだった。

to be continued “相談しよう”……?

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